[多分自分は、彼に心底惚れている]



「ガイ、視線」
「おっと」

戦闘中。
前衛はめずらしくアニスとルークに任せての後衛作業
といっても自分は譜術が使えるわけでないので完全に道具係り
理由はガイのカースロット
解呪はしてもらったものの、念のためをとっての後衛
いつもとは違う戦闘風景をみていたら隣でティアに注意を受ける

「ルークばかりおって、アニスのことも気にかけて」
「悪い」
「よっぽどなのね」
「なにが?」
「貴方」
「ははは、そうかもしれないな」

ティアはそういって詠唱に入る。
そうすると今度は少し後ろからジェイドが声をかける

「戦闘中は集中していただきたいものですねぇ」
「悪かったって」

仕方ないだろ?と続ける

「多分俺は、ルークに心底惚れているんだ」

そういうと隣にいたティアが顔を真っ赤にしている
率直すぎたのだろか?集中がきれてしまったらしい。

「うわぁ!」
「さてと、いきますか」

前衛で愛しいルークがピンチだ
こっそり心の中で思っていると「愛しの人がピンチですよ」と背後からかけられた
まるで心でも読んでいたのかのごとく。












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2012*08*20

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