「ごめんな？ガイ・・・今まで黙ってたけど俺・・・――――」




やめろ　やめてくれ






「もう消えるんだ」










　[　　　諦めたくない　　　]







「―――――っ！」

月の光が窓から降り注ぐ。
場所は砂漠の町ケセドニア
瘴気を中和し外殻大地を救った。
ローレライも開放し全てが終わった

大切な人たちを失って


「．．．・・・はぁ」

エルドランドが消滅し俺たちはアルビオールでグランコクマ、バチカル、ユリアシティ、そしてケセドニアに飛んだ。
陛下たちに世界を救ったと報告しに。
ナタリアやティア、アニスはやるべきことがあるといって先にアルビオールから降りた。
ジェイドは調べたいことがあるといってまだ一緒にいる
俺はというと


「・・・何してんだが・・」

本来ならグランコクマの屋敷に戻るのが筋だろ。
けど戻る気にはなれなかった
心に大きな穴が空いたようで考えがまとまらない
集中できない

諦めきれない


「・・・・ルーク、アッシュ・・・」

この世界を守るために消えてしまった大切な人たち
初めは殺すつもりだった
けど、その子供に助けてもらった
だから一生ついていくと決めた
なのに

「・・・・・早く戻って来いよ・・・・馬鹿野郎が・・・！」

瞳の奥が熱い
涙が止まらない
必死に叫びたい声を抑えて
抑えて　抑えて　抑えても

「っ・・・・」



諦めきれるか　馬鹿野郎









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なぁーんか変なのできました；
これも恋人同士のお題です
つーか本とはジェイガイにするつもりだった・・・！
だからジェイドはまだ一緒にいるって設定だったのに
絡ませると雰囲気潰すからアカン！
ジェイドverで書いてみよう！

2006*02*17



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