■ 「イカれてるね」 「ちょっと、アンタ引っ付きすぎじゃないの?」 町についてペアに分かれての情報収集の時 愚痴のようにイリアに言われた言葉 誰に?ときかずともわかる。 「お前には関係ねぇよ」 「過保護すぎってんのよ。何考えてるわけ?」 「べっつに」 アンジュやリカルドになら話しても理解はするだろうと思う。 けれど、イリアに俺の考え話しても理解はしてもらえないと思ってるし、それでいいと思っている だから何も話したくはない 「そのうちうざがられて嫌われても知らないからね」 「ねぇよ」 「そんなことわかんないわよ?ルカだって・・・」 「ありえねぇよ」 「・・・」 ビクっと肩を震わせた彼女 それをみて内心やっちまったとか思ったが、罪悪感は一切ない 「・・・どこからくんのよ、その自信は」 「もし、ルカが俺から離れるって言い出しても離さない」 「そういうの、ストーカーって言うんじゃないの?」 「あぁ」 「・・・・イカれてるね」 「知ってる」 イカれてるね、そんなの重々承知だ 俺はルカがいればそれでいい 世界が滅びようと、ルカが俺のもであるならそれでもいんだよ ____________________________________________________________________________________________________ |