「モーすけ、ジェージェー知らない?」
「なしてワイに聞く?」
「だぁって最近ずーっと一緒にいるじゃん」
「・・・」

グリューネが消えてしばらくたったある日のこと。
今日はウィルがハリエットの誕生日だとかで全員に召集がかかった。
セネルとシャーリィ、モーゼス既に町にいるとして…クロエは大陸に用事があって戻っているからお昼過ぎには戻るらしい。
問題はジェイある。

「ねぇねぇ、ジェージェーいた?」
「いや…」

クロエたちと一緒に町を探すけどやっぱり見当たらない。
そろそろハリエットのパーティが始まってしまう。

「あれ?モースケさんは・・・?」
「灯台の方探しにいったはずだが…」
「灯台?」





土足厳禁な場所________




「だぁーから、少しは素直になれんのか!ワレは」

モーゼスの声が響く。
ここは静の大地の海岸。
そこに二人はいた。

「貴方には関係ありません」
「ジェー坊…」
「さっさとどこかに消えてください」
「じゃぁーからぁーウィの字の娘の…」
「それは聞きました。だから行きませんっていったでしょ」
「なんでじゃ?」
「…貴方には関係ありません!」

ムキになって返事を返すジェイ。
ジェイはそのまま振り替えらずに前に進む。
目指すは海岸、あそこにはもう誰もいないはずだから。

「えぇ加減にせぇ!」

背後から腕を力強くつかまれ、ジェイは無理やり振り向かされた。

「何をするんですか!?」
「ワレこそなしてそがぁーな態度とるんじゃぁ!?」
「何のことです?」
「なしてワイの顔見ようとせんのじゃと聞いてるんじゃ!」

ジェイはそれでもモーゼスの顔を見ようとはしなかった。
彼の一言でジェイは怒る気力が失せたのか黙り込む。
返事が返ってこず、モーゼスも力を抜き、ジェイを離す。

「…貴方が」
「…ジェー坊?」
「貴方がいけないんです」
「はぃ?」
「だって、どんなに馬鹿にしても貴方は僕から離れようとしなくて…どんなに嫌いだと言葉にしても貴方は…」

ジェイは心にためていた思いを声に変える。
最初は落ち着いていたのに感情が高ぶって次第に声は大きくなる。

「貴方は!いつだって僕の隣にいようとしてくれました。だから怖かったんです…!」
「怖い?」
「…僕には貴方しかいない、そんな自分になりたくなかったんです」
「なして?」
「…もし、そんな僕にしまったら…僕は貴方から離れることが出来なるからです…」
「いやなんか?」
「当たり前です!」

ジェイはモーゼスとの距離をとり、顔を上げて叫ぶ。

「だから!もう僕にはかかわらないでください!」


(もうこれ以上――)



「僕の心に土足で入ってこないでくださいッ!」


(貴方なしでは生きられない、なんてかっこ悪くて嫌なんです)



「…嫌じゃ」
「っ!」
「ワイはジェー坊が好きなんじゃ。じゃからこれからもずーっと土足で入ったる」

モーゼスはジェイの腕を掴み、引き寄せ抱きしめる。
ジェイはモーゼスの腕の中で暴れ、離れようとするが力の差のせいで離れることが出来ない。

「大体、なんじゃ?その理由は。ワレはワイのこと嫌いじゃないんじゃろう?」
「それは…」
「だったら、そがーなこと気にすることもなかろう」
「…」
「な?」

モーゼスは腕に力を込め、さらに強く抱きしめる。
ジェイは少し苦しそうだが、大人しく抱かれていた。





「・・・・・すみませーん。お熱いとこ悪いんですけどー」
「「!?」」
「そろそろハッちのパーティが始まるんですけど」

二人が声のするほうを見ると、明らかに嫌そうな顔をしたノーマと呆れ返ったセネルがいた。
二人はすぐさま離れる。

「あーもう!やんなちゃうねーこのバカップル!」
「ばっ・・・!?」
「とにかく、行くぞ。ハリエットたちが首を長くして待ってる」
「お、おぅ…」








「で?どこまで進んだの?」
「どこまでも進んでませんッ!」
「そうじゃそうじゃ。シャボン娘ももぅちぃっと気ぃ使えっちゅーに…」
「(そういう問題だったのか……)」



チャンチャン♪






___________________
初書きTOL!!!
駄作!!!駄作!!ぐは!構成おかしい!!(笑)
ぐばーッ!!なんでこんなのupしちゃうかなぁ;;自分よ;;
いや、だってねぇ…頭は気に入ってんだもん。あとオチ。
つーか、コレ、御題の『煙』を書いててこんなんになった・・・・・
煙全然でてこないじゃん!!(爆)
いや、最初は煙たがれてるモジェイにしようかとおもったの。
でも無理だったの!!ごめんなさい!!
ぐわぁ;;大変失礼いたしました;;;;
2005*09*11




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