「お前さ、最近どうなんだよ」

任務上がりに、シカマルとキバとチョウジの腐れ縁のやつらと飲みにきた
堂々と居酒屋で酒が飲める!なんてキバは喜んでしょっちゅう、誘ってくれるけど俺ってばみんなといるよりサ スケと一緒に居たいから結構の割合で断る
今日はたまたまサスケが長期任務でいないから久々にみんなで飲みにきてみた

「どうって・・・何がだってば」
「サスケとだよ。付き合ってんだろ?」
「どうって・・・」
「おい、キバ野暮なことは聞くな・・・」
「気になんねぇのかよ!あのサスケとだろ?どっちがネコかタチなのか知りたくねぇのかよ!」
「ボクは興味ないなぁ・・・」
「・・・」

ネコとタチって・・・前サクラちゃんたちから聞いたけど、入れるか入れられるかのことだよな
まぁ普通なら女が入れられる側なんだけど、俺らの場合、男同士だからなぁ・・・つーかんなことバレたらサスケの千鳥が腹に入ってばよ

「あのサスケだろ?やっぱネコだろ!」
「んー・・・」
「教えろよ!お前と俺の仲だろ?」

キバってば完全に酔ってる
隣の席から身を乗り出して俺の肩へまわして引っ付いてくる
サスケがそんなことやってくれたらすんげぇ嬉しくなっちゃうけどキバが相手じゃなぁ・・・

「キバ」
「あ、シノ」

どうしたのかと考えていたら出入り口のほからシノが現れた
チョウジは食べる手を止めないし、シカマルとキバは何故か小さく「まずい」ってこぼした

「帰るぞ」
「あ、ちょっ、シノ!」

慌てて荷物を拾い、捨て台詞に貸しといてなんて残してシノの後を追っていった
何事かとずっと二人と見てたらシカマルが盛大なため息をこぼした

「・・・俺も彼女作ろうかな」
「え、なんで!?何の心境の変化!?」
「・・・お前たちばっかり相談しやがってうぜぇんだよ」
「は?」
「キバもお前も、何を血迷ったのか男になんか惚れて俺に相談持ちかけるだろ?」

サスケへの気持ちに気づいたとき、真っ先にシカマルに相談した
どうしよう、やばいよな、でも諦めらんねぇ、好き過ぎるんだ、なんて今考えるとうだうだとしてうっと惜しい相談したのを思い出した
シカマルは「めんどくせ」なんていいながらもずっと話を聞いてくれて的確な答えをくれてるからつい、頼りにしてるのは自覚がある

「キバの相手って・・・」
「シノだよ」

暢気に野菜サラダなんか食べながらチョウジが教えてくれた
ナルトはサスケサスケうるさいけど、キバもキバでシノシノうるさいんだよねって

「はぁ・・・アイツがねぇ・・・」
「ナルトもキバもシカマルに頼りすぎなんだよ。シカマルって口では面倒だっていうけど、すんごく面倒見がいいんだから」
「そうだよなぁーシカマルってイイやつだよなぁ。頼りになるし」

俺からもへんな相談事持ちかけられて、キバにも変な相談事持ち込まれて、多分ほかの奴らからもいろんな相談を持ちかけられてるに違いない
そう考えたらシカマルって本当に頼りになるよなぁなんて

「仲睦まじいねえ」
「代わってやろうか」
「勘弁してください」

いや、冗談抜きで
俺にはそういう役は向いてないのは分かるんだから
珍しく、うんざりした様子を見せるシカマルを見て、今日相談しようかなぁなんて思ってたことはなんとか自分で解決してみようと思い直した



でも、結局うまくいかなくて数日後、またシカマルに相談してしまったけど










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ナルト10周年映画公開記念!
ナルトにちなんで7つの御代!
第二段はナルサス(また)でシカマルの苦労話
夢説はシノキバも好きですwww
これで、旧七班、シカマル、キバ、チョウジ、シノは出た!w
2009:07:31
お題サイト: ラルゴポット
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