[強さ故に、孤独]


授業なんてうけなくても理解している。
かれど、先生がどうしてもっていうからしぶしぶ今日だけ出てみたけれど
やはりくだらない

「ジェイドっ」

ぎしっぎしっ
降り積もった雪の上を駆けてくる洟垂れ小僧のサフィール
毎日毎日ジェイドのご機嫌取りで大忙し

「あのねっ今日ジェイド授業にでたでしょ?僕うれし―――」
「ライトニング」
「ぎゃぁぁっ」

ジェイドはサフィールが好きじゃない様子
どうしてって?ジェイドは誰ともつるまないから

「おーい、ジェイド」

今度は金髪の少年、自称王国の秘密兵器であるピオニーがやってきた

「珍しいな、お前が授業にでるなんて」
「…たまには出なくてはと、思いましてね」
「お前が?」
「いけませんか?」
「いけないね。だってお前、授業に参加はしてねぇーじゃん」
「・・・」

授業には出たけれど、授業には参加しなかった
理由は授業があまりにも無意味なものだったからだ
一人で、本を読んで独学していたほうがはかどる

「失礼します」
「ジェイド、そういうのなんていうか知ってるか?」
「・・・」
「ひきこもりっていうんだぜ」

足をとめ、ジェイドは振り替えり小さく詠唱をはじめ、ピオニーの後ろからよろよろと付いてくるサフィール目掛けて一発。

「……ライトニング」
「ぎゃぁぁっなんで、僕が…」

見事命中し、ジェイドはまた前へと進む。

「ったく…あの野郎、絶対気づかせてやる」
「もうっピオニー!これ以上僕のジェイドで遊ばないでよ」
「ばーか。気づかせてやるんだよ。この俺様が」

「孤独感ってやつをな」





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2008*10*14

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