「う゛ー・・・・」
「・・・・・」

一人、ベットの上でうなだれている少年と、向かい側のベットで静かに本を読んでいる青年がいる部屋。
ここから少年の悲劇が再び幕をあげたのだった・・・・・。





きのこ のこのこ どこの子デスカ? ぱーとつぅ




「ヴェイグー。」

ヒマでヒマで仕方のない少年、ティトレイは静かに読書を楽しんでいた青年、ヴェイグの名を呼ぶ。
しかし、ヴェイグは集中しているためか、それとも意図的に無視してるのか定かではないが、ティトレイの声に反応を示さない。

「う゛ぇーいーぐぅー」

しかし、ヒマで暇なティトレイは再びヴェイグの名を呼んだ。無視し続けたヴェイグだが、何度も何度も呼ぶものだから
ついに観念し、本を閉じ、彼のほうを見た。

「何だ」
「ヒマ。」

即答で返ってきた答えにヴェイグはため息をこぼす。それを見たのか見ていないのか、
ティトレイは手足をばたつかせ、ベットの上で暴れだす。

「う゛ぇーいー」

仕方がない、といわんばかりに「俺にどうしろと?」とティトレイに問うた。
そして、再び答えは即返ってきた。

「構ってくれ」
「・・・・」
「構えぇー」

やれやれ、そう一息つくかのようにため息をこぼし、ティトレイのいるベットのほうに向かった。

「・・・どうなっても知らないぞ」

そういい、ヴェイグはティトレイのベットに腰掛け、ティトレイの体制を起こし、自分の膝の上に向き合うように乗せた。

「・・・・何すんだ?」

頭にハテナを浮かべ首を少しかしげる・ティトレイ。
その問いにヴェイグはにやりと笑みを浮かべる。

「構って欲しいんだろ?」
「・・・・ヴェイグ・・・お前、まさ――んっ!?」

口うるさいティトレイの口を自分の唇で塞いだ。
突然の出来事にティトレイはヴェイグの膝の上で暴れだしたが、今の体格さではヴェイグに勝つことなど無理な話であった。

「何すんだよ!!」

しばらくして、唇が離れ、口うるさいティトレイの口は声を発する。

「構えっていったのはお前だろ?」
「そうだけど・・・俺は――って わっ」

ティトレイが言い終わる前にヴェイグはティトレイを持ち上げ、両手を上のほうに押さえつけたようにベットに横たわらせた。
ヴェイグはそれに覆いかぶさるようにティトレイの耳元に顔を近づける。

「この体でも感じられるかな?」

ヴェイグはそういうとティトレイの耳たぶを甘噛みする。

「ひゃぁ・・っ」

ティトレイは顔を真っ赤にしながら声をあげた。目をつぶり、小さく唸り声を上げている。
そんなティトレイを見たヴェイグは片方の腕をティトレイの服の中に忍び込ませた。

「わ、わわっ ま、待てっ!待てってばぁっ!」

じたばたと暴れだすティトレイ。しかし、両腕を押さえられ、なおかつ体格差が激しい今のティトレイの動きはただの悪あがきにしかならなかった。しかし、その悪あがきがシツコイのでヴェイグは多少機嫌を損ねたご様子。

「・・・ティトレイ、うるさい。」

ティトレイの腕をティトレイの首に巻きついていたベルトで硬く固定してしまった。さすがにまずいと思ったティトレイは顔を青ざめた。

「え・・・ちょっヴェイグ!!」
「大人しくしていろ」

そう睨まれ、ティトレイは動きを止めた。そして、あろうことかヴェイグのその表情を「カッコイイ」と思ってしまった・ティトレイ。
おとなしく、体の力を抜いてヴェイグに従うことにしてしまったのだった。



*********


抵抗しなくなったティトレイは大人しくヴェイグにされるがままだった。
ズボンと下着を脱がされ、上着一枚だけになったティトレイをヴェイグは再び膝の上に抱えなおした。

「ヴェ、ヴェイグ・・・っ」

ヴェイグはティトレイの身体に少しずつ触れていき、上から下へとゆっくりと指を這わせていく。

「(わ・・・っ)」
「ティトレイ…」

耳元で名前を呼ばれ背筋がゾクっとしたティトレイは恥ずかしさのあまり、ぎゅっと目をつぶった。
ティトレイの身体を愛撫していた指は彼自身にも手を掛けていた。
やさしく包んでみたり、こすってみたり。必死に声を抑えるティトレイだが、逆にそれがヴェイグの理性を蝕んでいった。

「ぁ…はぁ…っぅ」

時々、顔を上げさせ、額に優しくキスをしたり、首筋に舌を這わせたり。
いくら幼くなっているティトレイの身体でも嫌でも反応してしまったしまっていた。

「ま、待てっ 待って!やっぱ無理・・・っ」

そして怖くなってきたティトレイはヴェイグに助けを求め始めた。
しかし、そんな要求は聞き入れてもらえるはずはない。ヴェイグは動きを止めることなくティトレイの額に優しくキスを落とす。

「今さら・・・」
「だってお前・・・っ」

動きをやめないヴェイグにとうとう、ティトレイは泣き出してしまった。
目元には大粒の涙が次々にこぼれてゆく。さすがのヴェイグもコレには驚き、手を休める。

「ふぇぇ…」

しかし、今ココでやめるわけにはいかない。ここまで来てやめるわけにはいかない。
決意を決めたヴェイグは休めた手を再び動かす。今度は後ろの口のほうに。

「い・・っ!?ッやぁ…」

前を愛撫していたときに少しだけ漏れ出していた液によってほんの少しだけ指が入りやすくなっていた。
だが、受け入れるティトレイのほうは何の準備もされておらず、苦痛の悲鳴を上げる。

「あ・・・っんぅ・・・いやだ・・っ」
「ティトレイ・・・」

固定された両腕がしっかりとヴェイグの服を掴んでいる。ヴェイグは再び動きをとめ、ポケットから小さな小瓶を取り出し、自分の口に運んでからティトレイに口付けた。ティトレイは素直にゴクリと飲み込み、口を離すと大きく深呼吸をした。
少し落ち着いてからヴェイグは指をさらに奥に進ませた。

「ひぅ・・・っ」

少しだけ進入を許したソコは徐々に徐々に指を受け入れ、数を一本から二本増やしていた。
そこで大きく時間をロスし、ヴェイグの理性はそろそろ限界に近かった。

「我慢しろ」
「ふえぇ・・・?んぅ・・っ」

ティトレイに深く、優しく口付けをする。そして唇が離れたと思うとヴェイグはティトレを少しだけ持ち上げ、
ヴェイグ自身を取り出す。何かを悟ったティトレイは顔を青ざめる。

「ヴェ、ヴェイグ・・・まさか・・・っ」
「・・・」
「うわぁ!!無理――」
「力、抜いておけ」
「ひぃ――っ」

今のティトレイの体は軽い。尚且つ、ヴェイグに愛撫され続け、体力のほうはあまり残っていない。
よって、ティトレイにはヴェイグに抵抗することができなかった。
小さい身体で、さほど慣らされていなかったソコは膨張したヴェイグを受け止めるには小さすぎたようだ。二人とも悲痛の表情を浮かべる。ティトレイは必死にヴェイグの服を掴み震えながら痛みに耐えていた。

「あぁ・・っはぁん・・・っ んぅ・・」
「っ・・・」

ヴェイグはティトレイの顎を持ち上げ、額にキスをする。
そして、こぼれていく涙を舌で拭う。

「ひぅ・・・・」
「――動くぞ」
「え――ぁあッ!」

身体に痛みが走っていたティトレイはヴェイグが動く度に痛みが生じ、苦痛の悲鳴を上げていたが、次第にティトレイも自ら腰を動かすようになっていった。

「ぁ・・っん・・・あぁ・・ッ」

痛みが快楽へと変化し、二人は動きを早める。
時折、ヴェイグがティトレイ自身を愛撫したりと何度もティトレイを追い詰めていく。

「んぅ・・っ」

限界が来たのか、ヴェイグはティトレイの動きを止めさせ、ベットに横たわらせ再び腰を動かし、ティトレイが感じるポイントを強く打ちつけた。
そして、音を立ててキスをした後耳元でまたティトレイの名を呼ぶ。
限界だったのはティトレイも同じ。ティトレイはヴェイグを引き寄せ口付けを交わした。

「もぅ・・・ッ限界・・・っ」
「あぁ・・わかってる・・・」

そうして、互いは欲望を吐き出し、ティトレイだけ気絶してしまった。


**********


「・・・・・・・・」

目が覚めるとそこは見慣れない天井で、部屋には誰もいなかった。
上半身を起こしただけで身体に痛みが生じた。辺りを見回し、頭を書きながら頭の中を整理し始めた。

「・・・(俺・・何してたんだっけ・・・)」

ぼぉっと途方にくれていると部屋の扉が開き、湯気のたったコップを二つ持ってきたヴェイグがいた。

「起きたのか?ティトレイ」
「ヴェイ・・・―――!!そうだっ!お前ぇぇぇ!!」
「そう、がなるな」

昨夜、何をされたのか思い出し、ヴェイグを指差し叫ぶ。
ティトレイは差し出されたコップを素直に受け取り、口に運ぶ。中身はココアのようだ、

「だっだってよぉ・・・」

渋々ふてくされながらヴェイグに文句を言うがヴェイグは軽く流す。
そこへ、部屋の扉が大きな音を立てて開いた。

「ティトレーイ 元に戻ったんだってぇー?」

マオがヒルダを連れて様子を見に来た模様。
ヒルダは明らかに面倒くさそうな表情を浮かべている。

「え・・・・」
「・・・」

ティトレイはそこで初めて自分の大きさに気づく。
服はたぼたぼではなし、視線も昨日よりは高い。どうやら元に戻ったようだった。

「わぁお。本トだ、大っきくなってるぅー」
「・・なんで・・・」
「なんでって、アニーの薬、飲んだんでしょ?」
「薬・・・?」
「昨日、アニーが頑張って作った薬。夕方頃完成したってきいたけど?」
「夕方・・・・」
「・・・・」

夕方、俺はずっとマオにからかわれていた。よって、アニーから薬を受け取ることは不可能だった。
だから俺はヴェイグのほうを見たが、ヴェイグはあからさまに視線をはずした。

「・・・・ヴェイグ」
「・・・・俺は知らない」
「アニーはヴェイグに渡したっていってたよ?」

マオの余計な一言にヴェイグは心の中で舌打ちをした。
一方、ティトレイはいつどうやって薬を飲まされたのか考えていた。

「・・・・」

すると、ひとつだけ心当たりがあった。
昨夜の最中、ティトレイは途中から夢中になりあまりはっきりとした記憶はないのだが、ヴェイグから何かを飲まされた記憶はある。
ちょうど痛くて痛くて仕方がなかったときだ。

「・・・んのぉ――」
「てめぇ!!はめやがったなぁ!!」
「お前が構えといってきたんだろ?」

つまり、ティトレイの元に戻る薬はあの行為をする前にすでに完成していた、しかもヴェイグが所持していた。
それをアイツは黙っていた元に。そして行為に及び、その最中、記憶があいまいなことをいいことに薬を飲ませた、ということだ。
薬を飲んでいればもっとはやく戻れたかもしれない、そして何より、あんなに痛い思いはしなくて済んだのかもしれない。
そう思ったティトレイはヴェイグにどうしようもない怒りをぶつける。





「(もう、二度ときのこには近づけねぇ・・・)」


そして決意をするティトレイ。どうやらきのこ恐怖症の恐れが・・・・




おわり




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裏完成!!!裏じゃないけど。
がんばってよぉ、アタシ・・・。
エロってムズカシイねぇ・・;;;
もっと手抜いて描くか?(ヲイ)

2005*03*18







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